平成25年版の観光白書(「平成24年度観光の状況」及び「平成25年度観光施策」)によると、2012年の全世界の国際観光客数は前年比約4%増の10億3500万人で、初めて10億人を越えた(UNWTO調べ)。地域別の国際観光客受入シェアは欧州が51.6%で、世界の半数以上を占め、アジア太平洋地域(22.6%)、米州(15.7%)、アフリカ(5.1%)、中東(5.0%)と続く。
また、国・地域別の外国人旅行者受入数ランキング(2011年)では、1位がフランス(7950万人)、2位が米国(6233万人)、3位が中国(5758万人)で、日本は震災の影響で減少したため39位(622万人)。マレーシアや香港、タイ、マカオ、韓国などに及ばず、アジアでは10位だった。
国・地域別の観光収支では、観光収入の1位は米国(1162億7900米ドル)、2位がスペイン(598億9200万米ドル)、3位がフランス(538億4500万米ドル)で、日本は28位(109億66米ドル)、アジアで10位。アジアの1位は中国(全体4位、484億6400万米ドル)だった。一方、観光支出では中国(約1020億米ドル)がドイツ(約838億米ドル)や米国(約837億米ドル)を抜いて初めて1位となり、日本は8位(約279億米ドル)であった。
観光白書2013(1): 2012年の観光状況 ー国内宿泊5,2%増の1、7億人、海外は過去最高