帝国データバンクが発表した「100業界231分野の2013年度天気予測」で、旅行業界は「薄日」となり、2012年度の「曇り」から好転した。円安や富士山の世界遺産登録で、国内外からの旅行者増加が見込めるのが理由。また、海外旅行も景気回復により、前年並みの推移を予測している。
このほか、ホテル・旅館業界も「曇り」から「薄日」に改善。国内外の旅行者増加による宿泊需要の増加が見込めるほか、企業業績の回復で法人需要も期待できるとする。旅客輸送の航空分野は、前年度と同じ「曇り」。燃料費の高止まりとLCCとの競合激化による影響が、据え置きの理由だ。
100業界全体では、「快晴」が前年に引き続きゼロ、「晴れ」が11分野、「薄日」が49分野、「曇り」が88分野、「小雨」が39分野、「雨」が32分野、「雷雨」が12分野。48分野が改善し、悪化したのは8分野に減少。特に、「雷雨~小雨」の業界は前年より18分野少ない83分野に減少しており、帝国データバンクではアベノミクス効果の波及により、2013年度は天気予測が好転する業界・分野が多いとしている。
参考記事>>>
2013年2月発表:
旅行業界は「薄日」に改善-帝国データの業界別天気予測