富士山の世界遺産登録、訪日客7割が「知っている」、全員が「登りたい」

フジヤマNAVIが実施した富士山に関する意識調査で、中国、韓国、台湾からの訪日客の富士山に対する高い認知が明らかになった。富士山の世界登録遺産について「知っている」と「何となく知っている」をあわせた数は、日本人が97.5%で、これに対し中国人訪日客は86.0%、韓国人訪日客は66.0%、台湾人訪日客は59.5%となった。

富士山のイメージについては、全体的に「美しい」が多く、日本人(17.8%)、韓国人訪日客(28.3%)、中国人訪日客(19.4)でトップ。台湾人訪日客も22.2%で2番目に多い結果となった。また「荘厳」が、中国人訪日客で同率(19.4%)1位になるほか、観光人訪日客が14.6%で2位になるなど、単なる美しさだけでない印象も抱いているようだ。

富士山周辺の旅行で期待するものでは、「自然や風景の観賞」が日本人で20.7%、台湾人訪日客が25.0%、中国人訪日客が27.1%で1位になったが、韓国は0.0%。韓国人訪日客の1位は「地域の美味しいもの」(22.4%)、「ショッピング、アウトレット」や「お祭りやイベント」が同率(12.4%)で2位となるなど、文化や買い物へのニーズが高い結果となった。

富士山への登山意向は、「思う」「どちらかというと思う」の合計は日本人が58.0%なのに対し、訪日客は100%。韓国と台湾は「思う」が約3割だが、中国人訪日客は88.0%となり、富士登山への強いニーズをうかがわせる。

同調査は2013年7月下旬から8月中旬まで、日本人と中国人、台湾人、韓国人の訪日外国人それぞれ200人を対象に実施。訪日外国人には対面記述式アンケート調査、日本人にはインターネット調査を行なった。


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