株式会社ウェザーニューズは、2014年2月20日に各都道府県における桜の名所700か所と各エリアの桜開花傾向を発表した。今年は、全国的に平年並かやや早い時期の開花となりそうだ。
同社の「開花傾向」は、過去10年間に一般から寄せられた桜の開花状況に関するリポートと、今後の気象状況の予測をもとに算出。この冬は強い寒波に見舞われ、全国的に平年よりも気温が低い時期があり、太平洋側でも記録的な雪となった。この冷え込みにより、桜の芽は「休眠」状態から覚め、開花に向かっての生長のスタートをスムーズに切れたと考えられる。今後は寒暖を繰り返しつつ気温は平年並みから低くなるところが多い予想で、全国的に平年並~やや早い、北日本ではやや早い時期の開花となりそう。今年のソメイヨシノの最も早い桜の一輪開花は、3月半ば過ぎから九州・四国の沿岸部で始まって西日本、東日本へと広がり、都心周辺は3月下旬に開花のピークを迎えそうだという。
また、同社では、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」では、開花傾向を随時更新し、気象条件によって左右されやすい桜の開花について、全国の名所700箇所の最新情報を公開していく。また、「さくらプロジェクト」の参加者から寄せられる観察リポートを取り入れた“開花予想(第1回)”は、3月5日(水)に一斉発表を予定しており、近所の公園、学校、自宅の桜の木など、要望があった桜の木、全ての開花予想を行ない発表するという。全国の名所700箇所における「桜開花傾向」は、スマートフォン向けアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」をダウンロード後、『おしらせ』にアクセスすると閲覧できる。
なお、昨年および5年平均開花日は、一部を除き各地点への同社独自調査によるもの。平年値は、これまで同社が開花予想の対象としていた2万本以上の桜の木における、過去5年の平均開花日から算出している。