JTB、観光甲子園グランプリを商品化、高校生企画・地域通貨のモニターも

JTB中部は愛知商業高等学校と共同で、「“文化美人”へのみちを歩こうツアー」を企画した。同校が、2013年夏の「第5回観光甲子園」で受賞したグランプリ(観光庁長官賞)の企画を商品化したもの。

歴史的建造物が多い「文化のみち」の活性化を目指したもので、商品化にあたっては徳川園など地域の施設、名古屋市、地元企業なども支援。学生が考案した地域通貨「はにかむコイン」を利用し、将来的な実用化に向けたモニターツアーとしての要素も含めたのもポイントだ。

具体的には、ツアー出発時に「はにかむコイン」8枚を提供。これを地域の施設や企業の協力により、入場料やワンコインフード、体験プログラム、観光案内などで使用する。はにかむコインは5円玉を使って作られており、一定数たまった段階で同校のプロジェクトの資金として使用。これによって地域活性化を図り、観光の満足を向上するというサイクルを目指している。

設定日は2014年3月28日、旅行代金は大人1人4000円(日帰り)。ツアーには徳川園の散策と書道体験、蘇山荘でのティータイム、料亭か茂免での作法学習、名古屋モーニングのアフタヌーンティなど、地域ならではの観光素材も組み込こんでいる。


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