ヤフーとTポイント、ウルトラマン商店街で地域活性化の取組み開始

Tポイント・ジャパンとヤフー・ジャパンは、2014年5月18日から、東京都世田谷区祖師谷の3つの商店街で「Tポイント」を利用した地域活性化への取組みを開始した。これは、小田急線祖師ヶ谷大蔵駅周辺の3つの商店街(祖師谷みなみ商店街、祖師谷商店街、祖師谷昇進会商店街)で構成される、通称「ウルトラマン商店街」に「Tポイント」を導入。集客に課題を抱える商店街の活性化につなげるもので、両社は今回の集客効果の検証結果によって、今後は他地域での同様のビジネスモデル展開を検討する。

今回の試みは、「Tポイント」導入に賛同した各店舗に「Tポイント」専用端末を設置、利用客が「Tカード」を提示して買い物をするとポイントを積算して利用ができるようになるほか、ポイント3倍などの特典を用意。また、ヤフーは新たに商店街向けのスマートフォンアプリ「Y!トク from Yahoo! JAPAN(仮称)」を開発。アプリをインストールすることで、買い物で「Tポイント」が積算されるごとに、くじ引きやプレゼントがもらえる「スタンプ」を獲得することができ、インストールしたアプリは「Tカード」提示で買い物をする際に、自動で利用者のアプリに反映できる仕様。7月1日から提供を開始する。

なお、今回のような地域活性化の取組みで両社が連携するでのは初めてのこと。また、祖師谷商店街が選定された理由は、近隣在住のT会員比率が全国平均の38%と比較して70%と高い比率で検証エリアとして最適と判断された。

ウルトラマン商店街とは、東京都世田谷区小田急線祖師ヶ谷大蔵駅を囲む3つの商店街、「祖師谷みなみ商店街振興組合」(駅改札左の南側)、「祖師谷商店街振興組合」(駅改札右の北側)、「祖師谷昇進会商店街振興組合」(祖師谷商店街を進んだ先)。2005年4月に誕生した商店街の総称で、ウルトラマンを生んだ円谷プロダクションの本社が近隣にあったことが由来となって名づけられた。



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