日本の観光3組織が協力協定を締結、双方向観光交流拡大へ -日本政府観光局、JATA、日本観光振興協会

日本旅行業協会(JATA)と日本政府観光局(JNTO)、日本観光振興協会の観光関連3組織は2014年7月4日、観光立国の実現に向けて、双方向観光交流拡大及び地方観光活性化に関する包括連携協力協定を締結した。

イン/アウト双方の観光交流の拡大が相互理解と友好関係を増進し、さらなる観光交流の拡大に繋がることや、海外での文化体験が日本や地域の良さを再認識し、訪日客を迎える社会の形成に繋がること、国際航空路線・航路の維持にも双方向の需要バランスが重要なことなど、インバウンドの増進には同時にアウトバウンドの増加が重要であるとの認識を共有。

また、国際観光振興の増加が地方の経済活性化を促進し、特に2020年東京オリンピックを機会に諸施策を実施することが日本の観光全体の底上げに重要な役割を果たすとして、訪日外国人2000万人の目標に向けた連携協力関係の強化と積極的な貢献を目指す。

具体的な方策は以下の5点。このなかにはそれぞれが個々に行なっていた「旅フェア」、「旅博」を統合し、「VISIT JAPAN トラベルマート」と「VISIT JAPAN MICEマート」を同時開催する「ツーリズムEXPOジャパン」を世界最大級のツーリズムイベントに成長させることや、これら協力・連携内容を具体化し、実行するための定期的な三者会議の開催を整備することも盛り込んだ。

【連携強化・相互協力のポイント】

  1. 日本の観光全体の振興を図るため、国内外にわたる支援・協力の取組みを連携して行なうこと
  2. ツーリズムEXPOジャパンとVISIT JAPAN トラベルマート、VISIT JAPAN MICEマートを有機的に連携させ、世界最大級のツーリズムイベントに成長させること
  3. 地域の観光資源開発や磨き上げ、商品化に取り組む自治体、広域観光組織や民間事業者等に対し連携して協力すること
  4. 広域でのプロモーションを進める自治体、広域観光組織や民間事業者等に対し連携して協力すること
  5. 上記協力・連携を具体化し、実行するとともに、観光振興に継続的に取り組むため、定期的な三者会議の開催等の仕組みを整備すること

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