台湾・台北市が観光宣伝大使にパンダとツキノワグマを任命、バスや徒歩でめぐる街散策の魅力アピール

台北市政府観光伝播局(台北市観光局)は新しいキャンペーン「B-M-Wで新しい台湾を探検しよう!」を開始した。バスや自転車(Bus、Bike)、地下鉄(Metro)を利用したり、自分の足で歩いて(Walk)、市内の観光スポット訪問や市民に人気のアート&カルチャーの店やアフタヌーンティーなどでのライフスタイル体験など、街の風情を全身で感じる楽しみを訴求する。

台北市観光局によると、市内には地下鉄やバスなど公共交通網が発達し、地下鉄は10路線、バスは283路線・3502台が運行。2014年末までにさらに地下鉄2路線が開通する。このほか、165か所のレンタルステーションと5416台用意されたレンタルサイクル「YouBike」も普及。別の返却スポットへ乗り捨てできる利便性に加え、ロハスでエコな交通手段として台北でも人気の交通手段となっている。

新キャンペーンは、先ごろ開催されたツーリズムEXPOジャパン2014会場で発表。これにあわせて、観光宣伝大使にフランス人アーティストによるペーパークラフトのパンダと台湾ツキノワグマを観光宣伝大使に任命した。

ペーパークラフトは絶滅危惧種の動物への関心を喚起するために制作されたもので、パンダはローマなど世界20か所の都市で展示。台北ではパンダと台湾ツキノワグマも展示され、1か月で300万人が訪れた。台北市観光局では台北市民の心の宝物になったパンダと台湾ツキノワグマで、日本からの観光客を歓迎したいという。

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