旅行業界向けテクノロジーパートナーのアマデウスは、グループで取り組む二酸化炭素排出量の削減と、気候変動によるビジネスリスクの緩和に対する活動に対し、国際的非営利団体のカーボン・ディスクロジャー・プロジェクト(CDP)から2014年「気候変動パフォーマンス先進企業(CPLI)」のAリストの1社に選ばれた。
CDPは、同団体の運用資産額の3分の1以上を占める投資家767人からの要請に基づきリストを作成。上場企業約2000社の情報から独自の採点方法論により、気候変動の緩和へ極めて優れた活動を行っていると認められる187社を公表した。その結果は、投資家や意思決定者らが市場需要や排出量規制の変動に対する企業の態勢を評価する際の指標にしているという。
Aリストに選定された企業は、温室効果ガス排出量削減のための投資を行っており、過去1年間で(絶対)排出量を総計3300万トン削減する一方、優れた業績を達成しており、「低炭素の未来=低利益」ではないことを示しているという。
アマデウスのトーマス・ロペス・フェルネブラン・ジェネラルカウンシル&コーポレートセクレタリ担当、 シニアバイスプレジデントは、「環境戦略の3本柱に『オペレーションの最適化』 『環境面において効率の高い顧客向けソリューションの提供』『共通の環境目標に向けた業界出資者との連携』を掲げている」とコメント。「今回の評価を受けて、戦略をさらに強化・努力する」考えだ。