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国土交通省は、2014年10月31日時点の「違法貸ルームに関する是正指導状況」をとりまとめた。実質的に多人数が居住する建築物に対し、一般から通報を受けて安全・防火および建築基準法違反などが面から調査・指導を行うもので、通報があった調査対象物件は全国で1954件、うち建築基準法・建築基準法関連条例違反が判明した物件が1110件だった。指導後に是正済みの物件は68件となっている。
違反の内容としては、「非常用照明装置関係」が74.8%の830件、「防火上主要な間仕切壁関係」が53.2%の591件、「彩光関係」が32.3%の359件。地域別で違反の判明が最も多かったのは東京都で915件、次いで神奈川県が87件、大阪府が32件となっている。
全国の調査状況は以下のとおり。
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