Yahoo!トラベルは、2015年2月26日に大幅リニューアルをおこない公開した。これに伴い、提携サイトから提供される旅行商品だけなく、ヤフーと宿泊施設の直接契約で掲載をする独自商品「ヤフー トラベルプラン」の取扱いを開始、デザイン面ではスマートフォンでの利用しやすさや国内旅行予約の導線を意識したものとなった。
「ヤフー トラベルプラン」の特徴は、予約利用者へのポイント還元率の高さ。宿泊予約者に対して最低5%以上、最高14%までTポイントへの還元を行うことで国内OTAのなかでも高い還元率となった。
同時に、宿泊施設にかかるコストについても低減化を実施。ヤフーが実施中の事業戦略「予約革命」の一環として、一般的なOTAサイトで発生する「システム料(予約受注ごとに発生する手数料)」のほか「初期費用」「年・月額固定費」を無料に設定、施設側の負担をできる限り軽減することで利用者と施設側の双方に利点を提供、オンライン旅行予約業界の好循環を促す計画だ。
施設側の負担料金の内訳は以下のとおり。
現段階での「ヤフートラベルプラン」に掲載している直接契約の宿泊施設は約4000軒。同社は、今後、施設数はナンバーワンを目指すという。また、ユーザーの満足度向上に注力し、アプリ開発も実施する。
今回のリニューアルでは、主に「国内宿泊予約の行いやすさ向上」「スマートフォンを意識したデザイン」「画像利用による視覚効果の強化」の3点を意識。既存のメニューを整理して利用者数が最も多い国内予約への導線を優先したことに加え、全体的に装飾を減らしたデザインにすることで複数のデバイスで利用しやすくした。また、宿泊施設情報の魅力や旅行の楽しさを十分伝えることができるように画像重視のレイアウトを工夫したとしている。
同社ではサイト刷新を記念して2015年2月26日から3月18日までの期間限定で、「ヤフー トラベルプラン」予約者に対する還元ポイント増のキャンペーンを実施。通常のレートよりも高い「最低20%、最高29%」を還元するほか、全国12のホテルに「820(ヤフー)円」で宿泊できるプランも用意している。
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