2016年のUNESCO世界遺産登録を目指す「長崎の教会群」の文化財のひとつ、大浦天主堂(長崎市内)敷地内で、2015年11月16日から修理工事がスタートする。対象は、旧羅典神学校と旧大司教館の2つの建造物で、設備向上を目指すため。これにより、旧羅典神学校は2016年4月1日以降、工事終了まで立ち入りできなくなる。工事は2017年3月17日まで予定されている。 *画像は大浦天主堂公式サイト
大浦天主堂に隣接する旧羅典神学校は、キリスト教禁教令廃止後の1875年に建造され、1926年まで校舎兼宿舎として使われていた。現在はキリシタン資料室として利用されている。また、旧大司教館は1915年、大浦天主堂創建50周年を記念して建造された。歴代の司教が居住し、長崎教区の本部として使用されてきた。