日本政府観光局(JNTO)によると、2015年9月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)が前年同期比46.7%増の161万2000人となった。これは、9月として過去最高だった昨年の110万人を約51万人強上回るもの。2015年1月から9月までの累計は1448万人に達し、年間で過去最高だった2014年の1341万人を超えた。
2015年1から9月の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり。
国籍別で2015年9月の首位となったのは先月に引き続き中国。前年比から倍増となる99.6%増の49万1200人を数えた。続いて、台湾が37.2%増の30万2900人、韓国が38.6%増の30万1700人。
累計では、中国が9月までに383万8100人となり今年は400万人を突破するのは間違いなさそうだ。JNTOでは、今年は特に中国の中秋節休み(9月26日から27日)が国慶節(10月1日から7日)に近づき長期休暇が取得しやすい日並びとなったことが需要をさらに喚起したものと分析している。
また、9月までの累計では韓国(285万6000人)、フィリピン(18万6000人)、ベトナム(13万9000人)が、それぞれ 2014 年の年計を上回った。
各市場の詳細は以下のとおり。
JNTOは、10月についても中国の国慶節、フィリピンの学校休暇(10月26日から30日)、韓国ではハングルの日に伴う3連休(10月9日から11日)などがあり、日本の紅葉シーズンが幕を開けることから引続き順調な需要増加が期待できるとしている。
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トラベルボイス編集部