2015年12月から日本でも全国公開となった007シリーズ最新作『007 スペクター』はもうご覧になっただろうか。
今回の作品はシリーズ24作目、俳優ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役となる4作目。本国イギリスでは興行収入の最高記録を塗り替えるほどの盛り上がりとなったほか、世界中で多くの人々の関心を集めている。
オンライン宿泊予約サービス「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」はこのほど、「さあ、007の世界へ! 悪の隠れ家9選」と題した厳選ホテル情報を発表。映画のロケで使用された都内のホテルはじめ、世界各国の穴場ホテルなど、同社だけが持つ旅行者の声をもとに「本当にありそうな、悪役のアジト」情報を紹介する。
皆さんも映画鑑賞にとどまらず、自分が隠れ家に潜む"悪役"となって映画に登場する気分を味わってみてはどうだろうか。
さあ、007の世界へ! 悪の隠れ家9選
1. ホテルニューオータニ東京 ザ・メイン ―日本
東京の中心地にある高級ホテル。ここは世界規模の犯罪組織「スペクター」の日本拠点、"大里化学工業"本社として1967年公開の『007は二度死ぬ』に登場した実際のロケ地。400年の歴史を誇る日本庭園や東京の360度夜景を堪能できるレストランを有するなど、日本・東京ならではの魅力を提供する。
2. ウマイド バワン パレス(Umaid Bhawan Palace) ―インド
『007 オクトパシー』の舞台となったインド・ラージャスターン州で、ジョードブルの街を見渡すロケーションにあるホテル。建物は黄色い砂岩でできた宮殿で、世界有数の広さを持つ個人邸宅でもある。アールデコとルネッサンスのデザインを取り入れた内装だけでなく、約10万㎡にもおよぶ庭園も見どころ。
3. エクスプロラ パタゴニア(Explora Patagonia) ―チリ
チリのトレス・デル・パイネ国立公園内に位置するホテル。氷河や猛々しい岩山、ペオエ湖、サルトチコ滝といった壮大な自然風景に囲まれる建物は、まさに007シリーズに登場する「悪の隠れ家」のムード。ホテル所有の双胴船(カタマラン)を使って湖を横断する冒険も体験の価値あり。
4. イル サン ピエトロ ディ ポジターノ(IlSan Pietro di Positano) ―イタリア
地中海のアマルフィ海岸沿いにある村「ポジターノ」に位置する5つ星ホテル。いかにも007シリーズの悪役が身を隠しそうな、魅力的で華やかな場所だ。高級レストランでは、クールに会話をするボンドと敵が、実はテーブルの下でボンドに銃を突きつけて…。そんな光景も思い浮かびそうだ。
5. ロイヤル マンスール マラケッシュ(Royal Mansour Marrakech) ―モロッコ
モロッコは『スペクター』でロケ地のひとつにもなっている土地。このホテルは、モロッコ国王・ムハンマド6世によって建設された本物の王宮をリヤド(邸宅ホテル)として運営しているもの。荘厳で夢のような景色が繰り広げられるほか、イヴ・サンローランのマジョレル庭園やジャマ・エル・フナ広場といった観光地にも行きやすいロケーションだ。
6. フォーシーズンズ サファリ ロッジ セレンゲティ(Four Seasons Lodge Serengeti) ―タンザニア
このホテルは、セレンゲティ国立公園の中心部にある。かつてロジャー・ムーアが演じたボンドのように、サファリスーツが似合う場所だ。サバンナを見渡せるバーでくつろいだり、ガイド付きの周遊コースでゾウやチーター、ライオンと出会うこともできそうだ。
7. シグニチャー ハロン クルーズ(Signature Halong Cruise) ―ベトナム
フランス植民地時代の伝統装飾が施された木造船を利用した豪華クルーズ。ここは、石灰岩の島々やターコイズブルーの水、入り組んだ洞窟など、神秘的なムードが漂う「隠れ家」に最適なロケーション。クルーズを堪能しながら、釣りやシュノーケリング、カヤッキング、そして太極拳レッスンも堪能できるのが特徴だ。
8. ヘリタンス カンダラマ( Heritance Kandalama) ―スリランカ
スリランカのジャングル奥深くにたたずむホテル。ここは、一見すると蔦に覆われた廃墟のようにも見え、いかにも007シリーズで悪役のアジトとして登場しそうな独特の雰囲気がある。しかし一歩館内に入れば、華麗な装飾と豪華なプールが完備され、客室からの光景は「息をのむほどの美しさ」に出会うことができる。
9. ホテル アドラー ドロミテ スパ&スポーツ リゾート(Hotel Adler Dolomiti Spa & Sport Resort) ―イタリア
ここは、スキーリゾートでもあるオルティゼーイ地区の山中にある5つ星ホテル。007のスキーアクションを再現できそうなロケーションにある。屋内外のプールや、サウナ、ホットタブなど、各種設備が充実。スキー以外にもマウンテンバイクやハイキングのガイドツアーも楽しめる。
さまざまな地域でさまざまな顔を持つ「007の世界へ!悪の隠れ家9選」。読者のみなさんが気になったホテル、
本場イギリスのロケ地情報も
なお、007の本場イギリスでは、多くのロケ地情報も公開されている。最新作の舞台として予告編にも登場するロンドンをはじめ、イングランド南西部のコーンウォール、イングランド南東部のバッキンガムシャーなど、英国政府観光庁が公開した「過去の印象的なシーンを堪能できるロケ地トップ5」は以下のとおりだ。
007ファンのための映画ロケ地 トップ5
- エデン・プロジェクト(イングランド南西部、コーンウォール)
「バイオーム」と呼ばれる大きなドーム。ピアース・ブロスナン氏が演じたボンド映画「ダイ・アナザー・デイ」で、グスタフ・グレイブスの氷の宮殿として登場。(www.edenproject.com)
- ストーク・パーク(イングランド南東部、バッキンガムシャー)
豪華なスパやゴルフコースがあるホテル。「ゴールドフィンガー」で、オッドジョブがトレードマークの山高帽で彫像の首を切り落とすシーンが撮影された。(www.stokepark.com)
- アイリーン・ドナン城(ハイランド西部、スコットランド)
「ワールド・イズ・ナット・イナフ」でMI6のスコットランド支部 "セイン城"として登場。スコットランドのハイランド地方に堂々とそびえ立つ存在感のある古城。(www.eileandonancastle.com)
- バービカン・センター(ロンドン)
ダニエル・クレイグ氏がボンドを演じるようになってからMI6本部として登場する場所。ユニークな外観を誇るセンターで、音楽や演劇、映画などを堪能できる文化施設。(www.barbican.org.uk)
- O2アリーナとテムズ川(ロンドン)
「ワールド・イズ・ノット・イナフ」の冒頭で目立っていた、グリニッジのO2アリーナ。現在は音楽イベント会場として運営、「O2アリーナ登頂ツアー」も提供中だ。ツアーチケットは英国政府観光庁のオンライン・ショップで販売中。(www.visitbritainshop.com/world/)
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- 記事:トラベルボイス企画部