外務省、ペルーの危険情報を一部引き上げ、引き下げや指定解除地域も

外務省は海外安全ホームページで、ペルーに対する海外安全情報(危険情報)を発出した。

以前、ペルーで活発だったセンデロ・ルミノソ等によるテロ事件は、治安当局の掃討作戦や治安対策の結果大きく減少し、一部山岳地帯に限定されるようになった。しかし、最近でも散発的なテロ事件や誘拐事件が発生。非常事態宣言が発出している地域では引き続き掃討作戦が行なわれている。

加えて、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これに影響を受けた一匹狼型(ローンウルフ)などのテロも発生しており、日本人や日本権益が標的となり、事件の被害にあう恐れもあるとする。

ただし、クスコやマチュピチュ、ナスカなどの主要な観光地では、旅行者の脅威となるテロや誘拐事件の発生は確認されておらず、危険情報の発出もない。ただし、外国人旅行者を対象とした強盗やスリなどの一般犯罪は頻発。特に首都のリマではひったくりや置き引き、自動車の窓割強盗、路上強盗などの犯罪被害が発生しており、リマについては「レベル1:十分注意してください」が継続発出している。

以上を踏まえ、ペルー各地の危険情報を状況にあわせて引き上げたり、引き下げ、指定解除などを行なった格好だ。詳細情報は、外務省の海外安全ホームページへ。



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