サービス産業生産性協議会はこのほど、2015年度の「JCSI(日本版顧客満足度指数)」調査の総合ランキングを発表した。それによると、総合ランキング1位は昨年と変わらず「劇団四季」。旅行部門では、JTBとジャルパックが総合13位で最上位。次いで「ANAセールス」(18位)、「じゃらんnet」(32位)、「近畿日本ツーリスト」(34位)、「るるぶトラベル」(24位)、「楽天トラベル」(41位)、「一休.com」(48位)の合計8社がランクインした。
ホテル部門では、総合5位「帝国ホテル」が首位。次いで「リッチモンドホテル」(8位)、「スーパーホテル」「ホテル日航」「リーガロイヤルホテル」(いずれも18位)、「ダイワロイネットホテル」(24位)、「ドーミーイン」(27位)、「ホテルオークラ」(28位)、「ANAホテル」(38位)、「コンフォートホテル」(45位)の合計10社が50位以内に選定された。
航空関係では「スターフライヤー」(18位)と「JAL国際線」(48位)の2社、鉄道関連では「阪急電鉄」(26位)、「九州新幹線」(35位)2社が選定されている。総合ランキング上位50社は以下のとおり。
顧客満足上位50企業・ブランド(2015年度)
また、6つの指標以外に発表された「該当企業・ブランドを利用した際に感動するような経験をどの程度したか」で算出される「感動指標」では、上位20位以内に旅行会社が6社ランクイン。5位「クラブツーリズム」を筆頭に、「阪急交通社」(7位)、「読売旅行」(8位)、「ジャルパック」(13位)、「H.I.S.」(16位)、「JTB」(18位)が選出された。ほかにも、昨年開通した「北陸新幹線」(16位)や複数のシティホテルがランクされたのが特徴的だ。
「感動指標」上位20社・ブランドは以下のとおり。
この調査は、全34業種432企業(ブランド)のについて、「企業・ブランドへの期待」「全体的な品質評価」「コスト・パフォーマンス」「顧客満足」「他社への推奨意向」「将来の再利用意向」の6つの評価軸を用いて12万人の利用者からの回答をまとめたもの。
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