高速バス事業者向けの新サービス、外国人の個人旅行シフトで需要増を見込んで

高速バスマーケティング研究所はこのほど、バス事業者を対象にした外国人旅行者向け「FIT対策メニュー」を開発した。日本を何度も訪れる旅行者の増加に伴い、通訳者同伴・貸し切りバス利用の団体ツアーから高速バスを使ったFIT(個人旅行)へのシフト化傾向に対応。複数の角度からバス事業者の接客品質向上を支援するもの。

「FIT対策メニュー」では、ウェブサイトの多言語化、多言語による運行情報告知、乗務員や予約センターの現場を想定した英会話研修、予約センター向け3者通話による通訳、テレビ電話を利用したバスターミナル窓口向け通訳、GPSや音声合成を使った最大16言語による自動ガイドシステムの6サービスを用意。それぞれの分野の専門企業が対応を行う。

料金は、「ウェブサイト多言語化」で初期費用20万円と月額1万円(OH社提供)、「英会話研修」は20名程度で一回10万円(EnglishOK社提供)、「窓口向け通訳」で月額2万4650円(国際興業提供)などとなっている。

同研究所は、高速バス業界向けコンサルティングを専門におこなう企業。代表者は国土交通省の「バス事業のあり方検討会」「国内観光の振興・国際観光の拡大に向けた高速バス・LCC 等の利用促進協議会」などの委員を歴任。今回のメニューを紹介するセミナーなども開催している。

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