民泊物件のデータ分析サービスが日本上陸、事業参入者や宿泊施設向けにレポート提供などで

ジェイピーモバイルは2016年4月15日より、物件運用者や投資家向けの民泊データ分析サービス「エアーディー・エヌ・エージャパン」を開始する。Airbnbデータ分析大手の米Airdna社と日本国内での独占契約を締結し、日本の地域別マーケットレポートやコンサルティング事業を展開するもの。

今回のサービスは、民泊事業参入者による事前調査活動や、運用物件の周辺地域での収益性の確認、不動産投資物件の収益性調査や宿泊施設運営上の戦略策定支援などが主な目的だ。

独占契約を締結した米Airdna社は、世界の4250都市・200万件以上におよぶAirBnB物件情報を毎日収集してデータベース化、分析を行う企業。日本では過去1年間で2万部屋以上のデータ蓄積がある。新サービスではAirdna社が独自に開発した分析手法を採用することで、予約確定日(ブック)と予約受け付けを行わない日(ブロック)を判別できるのが特徴。より正確な空室率や収益力分析を行うほか、物件のタイプ(まるまる貸し切り、個室、シェアルーム)ごとに一泊あたりの料金や月別収益額の推移データなどを提供。アメニティやレーティング、レビューと収益力の相関も分析する。

料金は、Airbnb物件レポートとカスタマイズレポートの提供で、定価3000円から。サービス開始時は、第一弾として東京都と大阪府のデータを提供し、5月中旬以降に全国対応を予定。さらに、民泊ホストや地方自治体、宿泊施設、不動産管理会社、不動産投資顧問、金融機関に向けたデータ販売サービスも開始していく計画としている。

以下は、東京都の稼働物件マップのイメージ。レポート全体のサンプルはウェブサイトから参照できる。

ジェイピーモバイル:報道資料より

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