ニールセンが発表したネット利用人口調査(2015年9月)で、スマートフォンの利用者が5148万人でPC利用者が4753万人となり、ついにスマホ利用者数がPC利用者を超えたことがわかった。
同時に、スマホ利用者全体の増加率は、2年前の12.2%と比較すると4.1%に鈍化していることも判明。その一方で、45~54歳の女性は34%増、55~64歳男性は53%増など、まだPCの利用率が多いシニア層を中心に、今後のスマホ利用の"伸びしろ"の大きさがうかがえる結果となった。
2013年以降のスマートフォンを使ったネット利用人口は以下のとおり。
世代別・男女別にみたネット利用時のデバイスの状況は以下のとおり。PCの利用者数は35~44歳では男女とも1割減となっている一方、45~54歳では引き続き増加傾向がみられる。また、スマホ利用者数は、特に45~54歳男性は26%増、女性は34%増と約3割増を記録。また、55~64歳男性では5割増、女性も4割増と急伸している点が特徴的だ。
なお、スマートフォンで最も利用されるサービスはすべての世代で1位「Google(グーグル)」、2位「Yahoo!」、3位「LINE」。また、スマートフォンではアプリからの利用が約8割でブラウザからの利用が2割にとどまったという。
この調査は、国内18歳以上の同社モニターを対象に実施した視聴率データに基づくもの(2015年9月時点)。PCは家庭や職場からの利用、スマートフォンはブラウザやアプリからの利用が集計対象となっている。