アジア系投資会社が加森観光傘下のホテル・スキー場運営会社を買収、岩手安比エリアや盛岡にインバウンド送客へ

ゴルフ・リゾート施設運営や不動産投資事業をおこなうアジアゲートグループが、2016年6月23日、岩手県の「APPI高原スキー場」を運営する加森観光グループ傘下・岩手ホテルアンドリゾート(IHR)の発行済み全株式を取得した。

今後、安比高原スキー場をはじめ、スキー場内のリゾートホテル複数棟、盛岡グランドホテル、メイプルカントリークラブ、安比高原ゴルフクラブ、その他複数のレストランなどすべてをアジアゲートグループが運営。「グローバルリゾートへの前進」「東北、岩手含む地域の活性化」をテーマに、インバウンド集客の取り組みも積極化する方針だ。

今回のIHR買収は、アジアでリゾート関連投資をおこなう海外投資家との共同投資を通じておこなわれたもの。出資比率はアジアゲートグループが20%、共同投資家が80%。アジアゲートグループの香港子会社などを通じた投資スキームが組まれた。また、共同投資家はさらに対日投資を積極化していく意向を表明している。

なお、IHR運営に関して、アジアゲートグループは今後も継続して加森観光と業務提携を締結する見通し。取締役3名を派遣したうえで、IHRの従業員もすべて雇用を継続する方針としている。

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