オンライン宿泊予約サイト「Hotels.com」はこのほど、「スマートフォンと旅行」をテーマにした調査を実施した。それによると、スマホから宿泊予約をおこなうと回答した日本人は28%で、世界全体では42%。日本は10ポイント以上少ない結果となった。ただし、日本人30歳未満では半数の49%がモバイルから定期的に予約すると回答したという。
日本人がモバイルのホテル予約で特に重視するのは、「料金のお得さ」「支払い方法」(40%)。また、「写真」(30%)、「クチコミ」(25%)に加えて「ホテルの詳細や関連情報が見つけることができる」「検索や検索の絞り込みが簡単」など、アプリケーションやモバイルサイトの使いやすさが予約時に重視されることも明らかになった。
また、日本人がホテルを予約する時期は、「チェックインから9日前まで」が約30%で最多。33%が「宿泊当日に予約したことがある」と回答した。モバイルでホテル予約を行うシチュエーションとして最も多かったのは「ベッドでくつろいでいる時」(19%)。次いで「公共交通機関を利用中」(13%)、「オフィスでの勤務中」(11%)と続いた。一方、世界平均でみると直前予約の傾向が高まっている様子がみられる。例えば「宿泊日当日の予約」経験者は42%と日本よりも9ポイント多いほか、約2割が「宿泊日から6日前までに」予約をしていたという。
なお、旅行の必携品のトップは「モバイルデバイス」(54%)。「カメラ」(34%)、「都市/目的地のガイドブック」(29%)とは20ポイント以上の差が開く結果になった。
この調査は、31 か国 9200 人の旅行者を対象にした同社独自の「Hotels.com Mobile Travel Tracker」として取りまとめられたもの。日本人回答者は18 歳から 70 歳までの 300 人。
以下は同社が作成したインフォグラフィックの一部。全体はPDFファイルでダウンロードできる。