【新年挨拶】 楽天 トラベル事業 髙野芳行事業長 ―アジアを牽引するOTAを目指して

2017年1月1日付で楽天のライフ&レジャーカンパニー トラベル事業 事業長に就任した髙野芳行氏が2017年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

同社は昨年までに社内体制強化やカスタマーサービスの整備・充実を実施。ビッグデータを活用したマーケティング力などを強みに、2017年はさらに宿泊施設と利用者にとって効果的なサービス開発を推進。的確な販売活動・プロモーション活動をおこなえる「エンパワー・プラットフォーム」へと進化を遂げ、アジアのリーディングOTAとして第一歩を踏み出す意気込みを示している。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。

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2017年 年頭所感

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

楽天トラベルは昨年を通じて、単なる宿泊予約サイトを脱却し、「また行きたい」「友達にもすすめたい」と思える最適な宿泊施設に出合える「マッチング・プラットフォーム」になることを目指して、さまざまな改革を行ってまいりました。

当社の強みの一つは、楽天グループの会員全体に対してビッグデータを活用し、楽天ブランドに対するロイヤリティを踏まえ、適切なタイミングで効率的・効果的なマーケティングができることです。昨年の楽天株式会社全体の大きな動きとしては、社内カンパニー制度の導入がございます。楽天トラベルはライフ&レジャーカンパニー内に入り、それまで独立組織に所属していた開発部門を同カンパニー内に配置することにより、ユーザー視点に基づいた高品質かつ迅速なサービスの開発と提供が実現しました。今後は「マーケティング部門」「営業部門」「プロダクト開発」を三位一体とし、さらなるサービスの価値向上を図ります。

ビジネスを前へ前へと進めながらも、私たちは「カスタマーサポート」の姿勢を忘れません。昨年年4月より日本語コールセンターの営業時間を24時間365日としたほか、海外予約者専用窓口(英語、中国語、韓国語)も新設しました。また「カスタマーリレーション室」を設置して顧客対応の質の向上を図り、「サービス管理室」を新設してカード決済などの不正を防ぎ、安全・安心な旅行旅の環境作りを行ってきました。

このように足元をしっかりと固めながら、昨年は「オンライン旅行予約の拡大」に引き続き貢献できた年であったと考えております。経済環境が目まぐるしく変化する状況においては、インターネット上でフレキシブルに商品内容や価格を調整できるオンライン旅行予約が適しており、マーケットの変動が大きかった沖縄などは大きく数値を伸ばした年になったと捉えております。また、インバウンド市場は昨年、全体として落ち着きを見せていますが、楽天トラベルの訪日客による予約は引き続き大きく伸びています。2017年も「インバウンド」がひとつのキーワードになるでしょう。

本年、楽天トラベルは、「アジアのリーディングOTA」を目標に掲げ、第一歩を踏み出します。私自身、本年1月1日をもって楽天トラベルの事業長に就任したのを機に、意気込みを新たにしております。楽天トラベルが「マッチング・プラットフォーム」であるだけでなく、宿泊施設の皆様が楽天会員のデータやロイヤリティ、ツールを活用して的確な販売活動・プロモーション活動を行える「エンパワーメント・プラットフォーム」へとさらなる進化を遂げるよう、努めてまいります。

本年も楽天トラベルを何卒よろしくお願い申し上げます。

楽天株式会社


ライフ&レジャーカンパニー トラベル事業 事業長
髙野芳行

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