世界の航空各社の安全データを集計・調査しているドイツのJACDEC(Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre=ジェット機事故データ評価センター)が、「エアライン安全度ランキング2017」の速報値を発表した。2016年の事故データなどをもとに独自の安全指標を算出、集計したもの。これによると、1位は3年連続でキャセイ・パシフィック航空(CX)に。2位はニュージーランド航空(NZ)、3位は海南航空(HU)だった。
発表された安全度ランキングは以下の通り。
- 1位:キャセイ・パシフィック航空(CX)
- 2位:ニュージーランド航空(NZ)
- 3位:海南航空(HU)
- 4位:カタール航空(QR)
- 5位:KLMオランダ航空(KL)
- 6位:エバー航空(BR)
- 7位:エミレーツ航空(EK)
- 8位:エティハド航空(EY)
- 9位:カンタス航空(QF)
- 10位:日本航空(JL)
- 11位:全日空(NH)
- 12位:ルフトハンザ航空(LH)
なお、JACDECによると、航空会社の安全ランキングに使用している指標は、主に以下の8項目をもとに算出している。
- 年間の旅客キロ(RPK)
- 死亡者数
- 全損になった機材数
- 重大事故の発生件数
- 機材全損事故が起きていない年数
- IOSA(IATA安全運航監査)登録の有無
- EMA(指標移動平均=事故発生からの年数が多いほど、安全指数への影響が小さくなる)
- 事故調査当局の透明性