ネット不要で瞬時に音声翻訳する手のひらデバイス、インバウンド対応で法人向けサービス提供へ

ログバー社は、同社が開発したウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」で、法人向けサービス「ili for Guest」を発表した。2017年6月にサービスを開始する。

イリーは、話した言葉を一瞬で音声翻訳できるのが特徴。インターネットへの接続が不要で、通信状態にかかわらず、必要な瞬間に使用できる。現在、日本語、英語、中国語に対応しており、2017年夏ごろには韓国語の対応を予定している。

法人サービスではさらに、「カスタマイズ」「多言語対応(入出力切り替え機能)」「ログシステム」の3つの機能を用意。カスタマイズでは、使用環境で頻度の高い固有名詞を自由に追加できるほか、多言語対応では専用の管理ソフトで入出力言語の切り替えに対応する。また、ログシステムでは、使用頻度の高い単語やフレーズをログデータで閲覧できるようにし、訪日外国人の要望やニーズからサービス改善を可能とした。

これらの機能を搭載し、料金は1ライセンスにつき月額3980円。1ライセンスごとにイリーを1台貸与する。ログバーでは、インバウンド事業者が訪日外国人にイリーを渡すといった使用方法を提案している。

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