グーグルの音声認識デバイスが航空サービス対応へ、独ルフトハンザ航空がデジタル投資で開発【動画】

ルフトハンザ・ドイツ航空はこのほど、2020年までにデジタル技術を使ったサービスのパーソナライズ対応に5億ユーロ(約610億円)投資する方針を明らかにした。新たに開発しているのは、対話型AI(人工知能)を搭載したグーグルの音声支援デバイス「グーグル・ホーム(Google Home)」を使用したサービスだ。将来的に、ルフトハンザのフライトを音声で尋ねるとグーグル・ホームが音声で答えるということが実現する見通しだ。

グーグル・ホームが提供するのは、先にアマゾンが発表した音声アシスタント機能付きスピーカー「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」と同様に、ユーザーの言葉を認識して質問に答えることができる仕組み。自宅に置いたこのスピーカーに対して「OK, Google」と声をかけると会話が可能となり、フライトに関する最新情報に関する質問に答えてくれるようになる。

そのほか、同社ではチャットボットサービス「Mildred」を通じて航空チケットの最安価格情報を提供。デジタル新聞や雑誌を自分のデバイスで閲覧できるサービスでは、すでに月間20万ダウンロード(2017年2月)を数えた。

上空でも、AppleWatchを使って自分が乗っている機体の飛行情報を取得できるサービスを提供する。同社では、「雲の上でも、地上でも、どこでも」ユーザーが求める情報を速やかに提供できるデジタル製品を開発。最新のテクノロジーを活用することで、個人に最適化された快適なサービスにつなげてしていく考え。

Google Home 紹介動画(Youtube:約1分)

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