ジェーシービー(JCB)はこのほど、国内のクレジットカードの保有・利用に関する調査を実施した。それによると、クレジットカード保有者の割合は84.2%で0.2ポイント増、保有者一人あたりの平均保有枚数は3.2枚。ただし男性50代から60代は4枚以上となった。最も利用頻度が高いクレジットカードの利用回数は1ヵ月あたり5.7回、月間4.9万円。回数は昨年と同等ながら、金額は2014年の5.3万円をピークに減少傾向がみられる。
最もよく使うカードの月平均利用額は以下のとおり。
クレジットカードを利用する理由をみると、利用頻度が最も高いカードでは「ポイントやマイルが貯めやすいこと」(46.0%)がトップ。続いて「入会金・年会費が他社と比較して安いから(無料含む)」(33%)、「日常的に利用している銀行・郵貯などの口座を利用できる」(16.2%)、「自分のよく利用する お店で割引などのサービスがある」(13.2%)といった理由が挙げられた。同社ではこの結果について、普段の生活で接点があることが、クレジット利用促進につながると分析している。
なお、過去3ヵ月間でクレジットカード決済を利用したサービスで最も多いのは「オンラインショッピング」(37.4%)。次いで、「携帯電話料金」(29.1%)、「スーパーマーケット」(26.0%)となり、いずれも増加傾向となった。
この調査は毎年おこなっているもので、国内20代から60代までの男女3500名を対象に実施。JCBカードの保有有無については不問。調査実施時期は2016年9月。