日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数の推計値をオーストラリア・アメリカ・イギリスの比較でみると、2017年3月はアメリカが同12.6%増の13万900人、オーストラリアが前年比4.2%減の4万人、イギリスが同9.6%減の3万1400人。米国は単月として過去最高を記録。一方でオーストラリアとイギリスはマイナス遷移となった。
オーストラリア・アメリカ・イギリスの直近12カ月の推移は以下のとおり。
JNTOでは米国について、各種メディアを通じた日本の魅力の発信に加え、地方の紹介など取り上げられる内容の多様化が訪日意欲の喚起につながったとしている。英国では、3000人以上の大型クルーズ客船の入港があったものの伸び率が低下。昨年は3月にあったイースター休暇が4月に移動した影響などがあり、豪州とともに伸び率は前年比マイナス遷移になったとしている。
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