航空券や宿泊情報の一括検索サービスの「スカイスキャナー」が2017年5月12日(米国時間)、対話型検索機能としてマイクロソフトの音声対応アシスタントサービス「コルタナ(Cortana)」を採用することを発表した。 「コルタナ」は、Windows10のパソコンなどに標準搭載されているAI活用のコミュニケーション機能。アマゾンの「Alexa」やアップルの「Siri」に類似するサービスで、ユーザーが声やテキストで投げかける質問を認識し、画面上で回答してくれるものだ。
ユーザーが、例えば「ニューヨークからドバイに飛ぶ航空券の平均価格は?」「ニューヨーク行きフライトの運行状況は予定通りですか?」などと尋ねると、回答を得ることができるようになる。また、予約するのに最適なタイミングなどについても回答してくれる。
同社のフィリップ・フィリポフディレクターは、コルタナについて「音声やテキストを通じて短い対話を行うための、ユニークな人工知能である」と紹介。スカイスキャナーではこれまでも、FacebookメッセンジャーやSkype、Lineトークのチャットボット、アマゾンのAlexaなどを通じたサービスを提供中。今後も最新技術を通じてユーザーの利便性向上に積極的に取り組む考えを示している。
▼マイクロソフト「コルタナ」紹介動画 (Youtube:約1分
)
https://youtu.be/M-QkBqTmsR4
▼コルタナを使った問い合わせの回答画面イメージ
現在のところ、コルタナを使ったサービスの利用は米国内(対応通貨は米国ドル)のみが対象。Windows10対応のデスクトップやスマートフォンのほか、iOSやAndroid版でも利用可能で、"Open Skyscanner!"と声をかけると質問ができるようになる。
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