東急電鉄はこのほど、日帰り旅行に特化したツアーを提供する旅行系イベント企業「ポケカル」と資本業務提携を締結した。東急電鉄がポケカルの普通株式の一部を取得・保有するもの。
両社は今年からツアーの共同開発を実施してきたが、今回の提携により、東急線沿線や東急グループの事業拠点で着地型観光事業をさらに推進する。
具体的には、ポケカルが強みとする35万人におよぶ顧客基盤や商品造成力を活用し、日帰りに特化した体験型観光ツアーを販売。首都圏のアクティブシニアなどを主なターゲットに、現地集合・現地解散を基本とする旅行商品を手ごろな価格で提供する。また、既存のパッケージツアーにポケカルの旅行商品を加え、顧客ごとのオリジナルツアーの作成にも対応していく。
現在、ポケカルは直販だけでも月間約200コースを造成。定番の観光バスやクルーズツアーに加え、通常は旅行会社が扱わないような興行チケットや飲食店プランなどを手掛けている。