トレンダーズはこのほど、「SNSで情報収集をするだけで自ら発信しない女性」を対象とする調査を実施した。ツイッター(Twitter)、フェイスブック(Facebook)、インスタグラム(Instagram)いずれかのSNSアカウントを持ちながら、閲覧頻度が週に1回以上、発信頻度が月に1回以下の女性1000名。年齢は20代から30代。同調査ではこれらの女性を「SNS"見る専"クラスタ」と定義した。
調査によると、"見る専"クラスタが占める割合は、ツイッターで46%、フェイスブックで77%、インスタグラムで52%。情報発信をおこなわない(控えている)理由は、「不特定多数が見るかもしれない SNS でプライベートな情報を発信することに抵抗があるから」(44%)が最多。次いで「発信する情報が特にないから」(40%)、「情報発信をするのが面倒だから」(29%)と続いた。
SNS別"見る専"クラスタの割合と情報発信をおこなわない理由は以下のとおり。
また、SNSを通じて商品を購入したりイベントに参加した経験がある人は全体の65%。SNSから情報を得てすぐに商品を購入する場合の予算額は、「旅行」で2万5225円、「ファッション(洋服、靴、カバン、アクセサリーなど)」で4802円、「美容(エステ、美容医療、整形)」で4663円。
購入のきっかけになる投稿は、「おしゃれ・かわいい・面白い『画像』」(54%)が最多。次いで「コスパの良さや時短術など『生活に役立つこと』」(50%)、「使い方などを紹介する『動画』」(33%)だった。また、企業の公式アカウントについて「いいね!」やお気に入り登録をおこなうきっかけは、「『おしゃれ』と思う投稿」(18%)のほか、「(ネタ・バズ系動画など)『面白い』と思う投稿」(17%)だった。
なお、見る専クラスタの人がSNSで閲覧する情報の種類は、「知人や芸能人の近況」が最多。一方で、それ以外の情報はメディアによって異なり、ツイッターでは「ニュース」(31%)、フェイスブックでは「料理のための情報」(28%)、インスタグラムでは「美しくなるための情報」(44%)が上位に。必要な情報に応じてツールを使い分けている様子がうかがえる結果となった。