日本航空(JAL)は国内線で提供している機内インターネットサービスを、今後無料で提供することを決定した。
機内インターネットサービスは、搭乗客が機内で、スマートフォンやパソコンなど自身のWi-Fi対応端末を使用し、地上とのインターネット通信をできるようにしたサービス。これまでは有料のサービスで、2017年8月31日までの期間限定で無料キャンペーンを実施していたが、今後は期間限定なしでずっと無料で提供する。国内を運航する航空会社では初めての試み。
対象便は、B777-300型機やB767-300型機など、JALとJTAの国内線機内Wi-Fiサービス対応機材で運航する全便。離陸の約5分後から着陸5分前まで、時間制限なくインターネット利用を無料とする。
なお、現在のところ、ANAはWi-Fiサービスを無料とする方針は示していない。しかし、出張などビジネスで航空機を利用する法人需要では機内Wi-Fiの有無や価格は航空会社選びのポイントとなる。今後、国内の機内Wi-Fiサービスに影響を与えそうだ。