日本総合研究所は「観光サービス産業の国際競争力強化に関する調査」報告書を発表した。経済産業省の2016年度「我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備」の一環として実施されたもの。ITの技術発展によるデータを核とした新ビジネスモデルへの転換が必要な分野の一つに観光サービス産業があげられ、調査が行なわれた。
報告書では海外と国内の観光サービス産業の動向や実態を比較。海外の世界的なホテルチェーンの動向や国内宿泊業の海外展開の現状のほか、観光先進国との政策比較・分析、さらには日本での医療ツーリズムの可能性やIR(統合型リゾート)の動向にも触れている。
さらに日本発のグローバル・ホテルチェーンの実現に向けた構想として、論点整理や事業展開イメージとともに、実現にあたっての課題や解決策も提示。今後の方向性をまとめた。