博多・祇園山笠をリアルタイムでVR体験、東京プリンスホテルらが実証実験、外国人や県人会向け新ビジネスに

プリンスホテルは2017年7月15日、福岡市で開催される「博多祇園山笠」の模様を東京会場にリアルタイム配信する実証実験をおこなう。NECネッツエスアイとNTTコミュニケーションズと共同で進めるもの。

当日、東京側では東京プリンスホテルに大型スクリーンやタブレット端末、ヘッドマウントディスプレイなどを設置したVR(バーチャルリアリティ)体験会場を設営。東京にいながら臨場感のある博多の祭りを体験する。3社は実験を通じて、映像配信技術の検証を実施するほか、訪日外国人旅行者や都道府県人会向けの新たなビジネスモデルを検討していく考え。

共同実証実験の構成イメージは以下のとおり。

報道資料より

今回のプロジェクトでは、プリンスホテルが会場を提供し、NECネッツエスアイがVRコンテンツ投影設備で協力。NTTコミュニケーションズは、360度ライブカメラを使った撮影とライブ配信技術の提供、VR映像視聴用機材についてNTTドコモとの連携を実施。VRコンテンツ配信用のクラウド基盤とネットワークも提供する。

博多祇園山笠は、700年以上の歴史を持つ祭りでユネスコ無形文化遺産にも登録されている。7月1日から15日にかけて開催され、最終日早朝にはクライマックスの行事「追い山」を実施。今回のプロジェクトでは「追い山」の模様を撮影する。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…