京町家に最先端IoTを導入したゲストハウス、京都駅近くに開業、アプリでカギ解錠やエアコン操作など【写真】

京都で伝統家屋や古民家の一棟貸し事業などをおこなうトマルバは、2017年6月28日、新たなゲストハウス「宿ルKYOTO 和紙ノ宿」を開設した。京都駅から9分の場所で、IoT設備を積極的に取り入れた京町家の宿泊施設として運営する。

この施設は、大正2年(1913年)に建造された京町家をリノベーションしたもの。IoT設備としては、「Smart Vacation Rental Pad(通称Smart VR Pad)」を開発中。アプリでカギの解錠ができる「スマートロック」、騒音防止のために一定以上のデシベル数の音に対してアラートが鳴る「音感知センサー」、エアコン操作などが遠隔でできる「スマートホームデバイス」などを一元管理できるようにする計画。8月より導入予定だ。

また、専用アプリが稼働するiPad端末を施設内に設置し、そのアプリを通じて各機器の操作、設備マニュアルの検索などを可能に。今後は、アプリからタクシーの手配や料理のデリバリーなどもできるようにする。

なお、同施設では、最先端のIoT機器の導入だけでなく、古い伝統を感じる備品や設備にもこだわった。例えば京都の老舗店舗である大東寝具による寝具やリネン・パジャマ、一保堂のお茶などのほか、さまざまなアメニティを用意。本格的なコーヒーマシンやトースターも配置している。

開発中のSmart VR Pad の画面イメージ(トマルバ:報道資料より) 土間リビング(トマルバ:報道資料より) 施設内の様子(トマルバ:報道資料より)


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