楽天と電通は2017年7月26日、新会社「楽天データマーケティング」を設立する。設立は8月中旬、営業開始は10月を予定。新会社の代表には、楽天の副社長執行役員兼CRO (Chief Revenue Officer)である有馬誠氏が就任する。出資比率は楽天が51%、電通が49%。
新会社「楽天データマーケティング」では、両者が保有する独自データや知見を融合したマーケティングソリューション事業を展開する計画だ。楽天グループでは国内最大規模を誇る会員顧客基盤やビッグデータを、電通はマスメディアや生活者データ、総合的なデジタルマーケティングソリューションを提供する。
具体的には、楽天市場における企業のブランドタイアップ企画の提供を一層強化するほか、パーソナライズされた広告商品の開発などを通じ、企業のプロモーション活動を支援。また、デジタル分野のみならず統合的なメディアプランニングやブランドの顧客戦略立案なども実施していく。
両社は双方のリソースを最大限に活かしたソリューション開発を進め、新たなマーケティング手法の領域を開拓していきたいとしている。