ホテル・旅館の外国人宿泊者数が過去最高に、増加ペースは鈍化、地方の伸びは都市圏を上回る -2017年6月速報

観光庁が発表した2017年5月(第2次速報)の宿泊旅行統計調査で、同月の延べ宿泊者数は前年比5.7%増の4236万人泊となった。このうち日本人は3.9%増の3585万人泊。外国人は17.3%増の650万人泊で、5月としては調査開始以来の最高値となった。

2017年6月(第1次速報)では、延べ宿泊者数は1.4%増の3741万人泊。日本人は前年とほぼ同じ3126万人泊、外国人も9.3%増の615万人泊となり、増加ペースが鈍化した。

観光庁「宿泊旅行統計調査」より

5月の客室稼働率は、全体で60.3%。80%を超えた都道府県は、シティホテルが11か所(前年8か所)、ビジネスホテルが4か所(同2か所)、リゾートホテルが2か所(同2か所)となり、前年よりも増加した。都道府県別では大阪府が79.7%と最も高く、特に、リゾートホテルが87.7%、シティホテルが85.4%、ビジネスホテルが80.4%と、いずれも8割を超えた。

また、外国人の宿泊者数を宿泊地別で見ると、三大都市圏が13.7%増の392万人泊、地方部が23.4%増の258万人泊。引き続き地方部の伸びが都市圏を上回り、訪日外国人の旅行先が地方へ広がっていることがうかがえる。


みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…