エイベックス、AI(人工知能)活用でライブイベント分析、来場者の感情を数値化

エイベックス・グループ・ホールディングスはこのほど、AI技術を活用したライブイベント来場者分析システムを開発し、導入に向けた実証実験を開始した。イベント来場者の表情をカメラで検知し、ライブで演奏されている楽曲や盛り上がり状況と、感情との関連性を分析・数値化するもの。

マイクロソフトのAIサービス「Microsoft Cognitive Services」を採用し、「怒り」「軽蔑」「嫌悪感」「恐怖」「喜び」「中立」「悲しみ」「驚き」といった感情を分析できるようにした。

これを行うことで、イベントの客観的な評価をおこない、質や満足度の向上に活かすのが目的。例えば、曲順や演出のありかた、アーティストのパフォーマンススキルの定量評価、グッズ購入者の属性分析、チケット購入者ではなく実際の来場者分析を通じたマーケティングなどにつなげる。

実証実験第一弾として、アーティスト「lol ―エルオーエル―」のライブツアーでデータを蓄積。将来的にはライブ・イベントソリューションの外販も検討していく計画だ。

分析結果の例は以下のとおり。

来場者の表情の推移(例):報道資料より

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