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中国向け越境ECプラットフォーム「ワンドウ(豌豆)」を運営するインアゴーラはこのほど、訪日中国人旅行者向けインバウンド事業を拡大した。越境ECアプリ「ワンドウ」に日本国内オンライン販売モードを追加し、来日後は自動的にモードが切り替わようにしたもの。日本でのタビナカ需要に応え、中国人がショッピングをしやすくした。
例えば、訪日後に店頭で商品にバーコードをかざすと、価格や中国語の説明、動画、他のユーザーのレビューなどが確認できる。また、「日本国内オンライン販売モード」で商品を購入する際には、国際送料や税金の上乗せがない割安価格を提示する。さらに購入後は空港のABCカウンターまで配送され、移動中は荷物を持ち歩くことなく滞在できる。
アプリでの購入イメージは以下のとおり。
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なお、同社では、訪日中国人向けのフリーペーパーや免税店の営業も新たに開始している。第一号店舗として、東京・赤坂駅近くに「豌豆公主免税店」をオープン。自然流入による入店には依存せず、日本在住中国人がプライベートガイドサービスを提供する企業と連携し、ガイドの案内の中で免税店に誘導する流れを作る。今後は30~50店を目標に展開していく計画だ。
フリーペーパーでは、プライベートガイドのほか、WiFiレンタル、国内ホテル、飲食店などと連携して中国人目線の充実したコンテンツを提供。1万部を発行する。
インアゴーラ