音声認識デバイスでクチコミ評価が向上、トラスト・ユーがアマゾン・エコーと相互接続でサービス本格化

トラスト・ユーは、自社のメッセージツールとアマゾンの人工知能搭載スピーカー「Amazon Echo(アマゾン・エコー)」との相互接続を確立した。これにより、米国で初めてアマゾン・エコーを導入したシカゴの「アクメホテル」における音声AIアシスタント「Alexa(アレクサ)」接続サービスを、本格稼働した。

同サービスでは、宿泊客がアレクサに話しかけたリクエスト内容を、トラスト・ユーのダッシュボード上で、その他のテキストメッセージやEメール、Facebookメッセンジャーなどと統合するもの。これにより、ホテル担当者は宿泊客の要望を一元管理することができ、漏れのない対応が可能となる。サービスを開始しているアクメホテルでは、シカゴの「ブティックホテルトップ10」にランクインしたほか、滞在後のクチコミ評価が高まっているという。

アクメホテルでは2017年初頭から、アマゾン・エコーを全130の客室に導入。宿泊客からの要望を、アレクサを通じて受け付けるサービスを開始した。アクメホテルによると、アレクサへのリクエストや問い合わせは、朝のコーヒーサービスや目覚まし時計のセット、天気予報や交通情報などに集中。また、アレクサを導入したことで、流行感度の高い宿泊客からのリクエストをはじめ、宿泊客とホテルとのコミュニケーション自体も増加したという。

トラスト・ユーによると、米国のホテルでは、客室に設置したアマゾン・エコーのアレクサにリクエストを話しかけ、ホテル側が対応するサービスが人気となっている。


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