日本政府観光局(JNTO)によると、2017年9月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)は前年同月比18.9%増の228万人。昨年9月の191万8000人を36万人以上うわまわり、9月として過去最高を記録した。
また、1月からの年間累計は17.9%増の2119万6400人。昨年同月と比べて320万人以上増加し、過去最速での2000万人超えとなった。
2017年9月の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり。
9月の市場別トップは前月と同じく中国。中国からの旅行者数は前年比29.9%増の67万8300人。続いて多かった韓国は29.3%増の55万6900人、次いで台湾が0.1%増の34万7800人、香港が26.4%増の16万5500人。これら東アジアの4か国・地域で全体の76.7%を占めた。
そのほか、調査対象である20市場すべてで9月として過去最高を記録。
特に韓国は9月までの累計が前年比4割増の521万7700人となり、過去最高だった昨年の年計(509万人)を早くも超える好調ぶりとなった。JNTOでは東アジア市場について、昨年は9月だった祝日が今年は10月となったことで旅行機会が縮小したものの、訪日クルーズや航空路線拡充などが功を奏して訪日外客数全体の伸びをけん引したとしている。
各市場の詳細は以下のとおり。