エイチ・アイ・エス(HIS)は、2017年の年末年始(2017年12月23日~2018年1月3日)の予約状況から、海外旅行動向を発表した。
対象の予約は、HISの海外パッケージツアーと航空券。これによると、予約の方面はハワイが6年連続の1位となり、アジア、オセアニア、ミクロネシアなど、上位は順位に若干の変動はあるものの、例年と同様の顔ぶれとなった。
都市別では、1位ホノルル、2位ソウル、3位台北の順。夏以降、北アジア情勢の影響を受けたグアムは4位で、前年と同じ順位となった。
伸び率ランキングでは、1位はルクソール(エジプト)(前年比536%増)。情勢不安による減便の影響で、日本からの渡航が減少していたが、HISは今年、エアレジャー航空の直行チャーター便を利用したツアーを発売。乗り継ぎで20時間かかるところ、直行便で約14時間で到着できる利便性の向上で、予約が集まったと見ている。
このほか、HIS社員に実施した「2018年ヒットしそうな旅先」アンケートでは、1位ドバイ(アラブ首長国連邦)、2位モロッコ、3位ロシアの順。ドバイは、SNSで写真がアップされていたり、女子旅の問い合わせが増えているという。