ニュージーランド航空はこのほど、新たなテクノロジーを活用したサービス検討を発表した。ひとつは、Google(グーグル)のイヤホン「Pixel Buds」を導入したカスタマーサービス。もうひとつは、ブロックチェーンを活用した貨物や手荷物追跡、ロイヤルティプログラムなどの検討だ。
グーグルのイヤホンは、音声翻訳デバイスとして利用するもの。このイヤホンを装着することで社員はリアルタイムに40言語への翻訳が可能に。旅行者とスタッフのスムーズなコミュニケーションに向け、試行を開始している。
一方、同社では先ごろ、スイスの旅行業向けプラットフォームを運営するワインディング・ツリー社と提携。ワインディング社が開発中のブロックチェーンの仕組みを採用することで、航空会社やホテルなどのサプライヤーとセラーを直接むすぶマーケットプレイスに着目。BtoB取引分野を視野に置いてさらに研究を進める考えだ。
※ブロックチェーンとは、仮想通貨・ビットコインを支える技術として知られるもの。暗号化した共通プラットフォームの上で取引データを流通させる際に、特定施設での集中管理はおこなわず、分散管理をおこなうのが特徴。