中国大手OTAシートリップ、飲食店予約「オープンテーブル」と提携、中国人旅行者に北米のレストラン情報を提供

中国最大のオンライン旅行予約シートリップ(Ctrip)と、世界2大OTAプライスライングループのレストラン予約「オープンテーブル」は2018年1月9日、海外レストラン情報での新しいパートナーシップ提携を発表した。シートリップ傘下の「シートリップ・グルメリスト」が、オープンテーブルが扱う北米地区のレストラン情報やオンライン予約サービスを中国人旅行者向けに提供する。

オープンテーブルは、プライスライン・グループ系列のレストラン予約サイト。現在、本拠地である米国に加え、世界20か国余り4万3000軒の飲食店のオンライン予約を6か国語で提供している。月間のオンライン予約取扱いは2400万人以上。また最近では、予約の57%がモバイル端末経由となっている。

一方、シートリップ・グルメリストの営業開始は2016年と最近だが、取り扱いレストランの拡大を急いでおり、現在は中国を中心に世界120都市、1万5000軒のレストラン情報とオンライン予約を扱う。中でもアメリカやカナダなど北米は中国人旅行者に人気のデスティネーションであり、シートリップの2017年人気旅行先ランキングでも、長距離部門トップ10位に米国からは3都市がランク入りしている。

今回の提携により、北米を訪れる中国人旅行者の食の選択肢が拡大し、現地到着後の間際予約なども手軽にできるようになると両社では期待している。

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