ワコール、京町家を改修した宿泊施設を開業、京都の中心地で長期滞在しやすく、1棟6万円から

下着メーカーのワコールは2018年4月28日、京町家をリノベーションした宿泊施設「京の温所(おんどころ)」を開業する。場所は、平安神宮や美術館などにアクセスしやすい左京区岡崎エリア。

同施設は旅館業法上の許認可を得た簡易宿所営業に該当するもの。チェックインは京都駅八条口前ワコール新京都ビル1Fのフロントにておこない、宿への入室は電子ロックを利用。宿にはスタッフは常駐しない。

施設は長期滞在を想定した構造となっており、1階にはダイニングキッチンと和室(6畳)、浴室、トイレ、2階はベッドルームと和室(6畳)といった間取り。京町家らしい坪庭もあるほか、料理道具や花器といった日用品も提供することで、京都に暮らしているかのような日常を楽しめるように配慮した。付帯サービスとして、荷物の預かりや運搬、京都の味を体験できる調味料セットなども提供。宿泊客の要望に応じて、周辺情報も紹介する。

定員は最大6名。料金は一棟貸しで6万円~18万円とし、人数と時期により変動する。このほどホームページを公開しており、予約は4月2日より受け付ける。

なお、今後2018年度内には二条城エリアに1軒、西陣エリアに2軒の開業を予定している。

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