東京商工リサーチによると、東京都の第三種旅行業者「メルカードツアー」が破産手続きを弁護士に一任した。
負債総額は調査中だが、同社代表高橋邦夫氏によれば、「負債額は金融機関からの借入金が1750万円、オペレーターへの未払いが約100万円、個人の債権者はほとんどいない」という。
同社は、南極や中南米現地ツアーや格安航空券の販売などをおこない、ピーク時の2008年には売上高約5億円を計上していた。その後、同業他社との競合などによって減収が続き、2017年の売上高は約9700万円に低下。この間に採算を維持できない状態に陥っており、資金繰りが困難に。金融機関への借入金お返済ができなくなり今回の措置に至った。
なお、2018年3月27日現在、ホームページは運営中。ただしリンク切れや「お問い合わせください」との表記が多く、ツアー受付などはおこなっていない。