米国への旅行者数が5年間で540万人増加、経済効果380億ドル、ROIは29倍 -ブランドUSA

米国の観光プロモーションを担うブランドUSAは、2013年度(2012年10月~2013年9月)からの活動に対するROI(対投資利益率)調査の結果を発表した。

これによると、2013年度からの5年間で、海外からの訪問者数は540万人増加。マーケティング予算出資177億ドルに対し、経済効果は384億ドル(約4.2兆円)、年間5万1580人の雇用を創出した。

2017年度単年では、海外からの訪問者数が116万人、経済効果は85億ドル(約9400億円)、雇用創出は5万4212人と試算。マーケティング活動への投資額1億4000万ドル(約154億円)に対し、海外旅行者の消費総額は41億ドル(約4500億円)で、ROIは29:1になるという。

さらに、2016年にブランドUSAが制作した初のIMAX劇場向け映画「アメリカ・ワイルド(原題:National Parks Adventure)」による、米国への来訪意向の影響についても発表。映画を鑑賞した人は鑑賞しなかった人と比べ、米国に対してポジティブな印象を抱き、今後1年以内に米国を来訪する可能性が高いことが明らかになった。このプロジェクトでは、マーケティング投資予算のROIは60:1になったという。

同調査は、ブランドUSAが消費者向けキャンペーンや旅行業界との共同プログラムを実施している9市場で実施。オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、メキシコ、英国に加え、アジアからは日本と中国、韓国が含まれている。

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