世界162都市の旅行者数ランキング、1位はバンコク、東京は8位も成長予測は低レベル -マスターカード調査

マスターカードがまとめた「2018年度世界渡航先ランキング」で、1位バンコク(2005万人)、2位ロンドン(1983万人)、3位パリ(1744万人)(※いずれも2017年の渡航者数)となった。東京は8位(1193万人)で、トップ10のうち5つをアジアが占めた。

2018年の成長予測では、バンコクが引き続き9.6%と高水準の成長を予測。このほか、クアラルンプール(7.5%)やソウル(6.1%)など、アジアは欧米に比べて高水準の成長予測が多いが、東京は1.9%で、渡航者数ランキングのトップ10で最も低い予想となった。

発表資料より

消費額(2017年)では、1位はドバイ(2970万米ドル)、2位はマッカ(1845万米ドル)、3位はロンドン(1745万米ドル)の順。1日当たりの平均にすると、ドバイが537米ドルとなり、ダントツに高い。

消費額では東京は9位の1191万米ドル。1日当たりの平均は154米ドルで、これはバンコク(173米ドル)やプーケット(239米ドル)を下回る。ちなみにバンコクはロンドンよりも消費額が高く、マスターカードでは手軽な費用のため、渡航者の支出意欲が促されていると指摘する。

発表資料より

ただし、マスターカードによると日本の都市は世界のなかでも成長していると言及。特に2009年から2017年の過去8年の年平均成長率では、沖縄は39.2%、京都は27.8%、大阪は23.6%となっており、レジャー誘致に力を入れている都市の伸びが強いという。

この調査は、海外からの渡航者数(1泊以上)と渡航先都市での消費額で世界の都市をランク付けするもの。調査対象は162都市。公表値をもとに同社独自のアルゴリズムで算出した。

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