中国ネット商戦「独身の日」、アリババは記録更新の3兆円超え、取引国のトップ5に日本も、国際ブランドを購入した消費者は4割

今年も、年末に向けたオンライン商戦が開始した。2018年11月11日は、中国で「独身の日」と呼ばれ、世界最大のセールを展開するイベント日。中国eコマース大手のアリババ・グループはこの日、昨年を超える過去最高の売上額を記録。同社発表によれば、1日分の取引総額は前年比27%増となる2135億元(約308億ドル、約3兆3800億円)。

今年、アリババは上海では売上額をリアルタイムで公開する演出を実施。セール開始から2分後には100億元(約143億ドル、約1兆5700億円)を、約2時間後にはその10倍を売り上げた。18万以上のブランドがセールに参加したという。

その内訳をみると、消費者の約4割が、アップル、ダイソン、キンドル、アディダスといった国際ブランドで購入。取引があった国は230か国・地域で、購入額の上位は、中国のほか、日本、米国、韓国、オーストラリア、ドイツだった。

「独身の日」は、1990年代、中国の大学生の間でバレンタイン・デーの同国バージョンとして広まり、ロマンスの相手がいない独身者のための日となったと言われている。AP通信によれば、アリババとその競合のJD.comは、生分解性包装を活用して廃棄物を削減するとの方針を発表しているが、それに対応できているのはまだごく一部に限られていると説明している。

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