世界の観光産業が8年連続で拡大、今後10年間で1億人の新規雇用が創出される予測も ―世界旅行ツーリズム協議会

世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)はこのほど、旅行・観光産業が世界に与える経済的影響と社会的重要性に関する年次分析をおこなった。それによると、2018年の世界の旅行・観光産業の成長率は3.9%。世界経済に対する直接寄与額(直接貢献している額)は8兆8000億米ドル(約968兆円)、世界の全雇用の約10分の1に相当する3億1900万人の雇用に貢献する結果となった。旅行・観光産業が世界経済の成長率を上回るのは8年連続となる。

成長率をみると、最高の製造業(4%増)に次ぐ伸びとなっており、医療・福祉(3.1%増)、情報通信(1.7%増)、金融サービス(1.7%増)を超えた。

支出内訳は、レジャー旅行による支出が2017年の77.5%から78.5%に拡大。一方で、ビジネス旅行は2017年の22.5%から21.5%に縮小した。海外観光客による支出は28.8%で、国内観光客が71.2%に至った。

この状況について、WTTCプレジデント兼CEOのグロリア・ゲバラ氏は、「旅行・観光産業には、政府が繁栄するための手段としての力と、仕事を創出することで、女性や若者といった社会から取り残されがちな集団を支援できる力があることが証明されている」とコメント。世界で創出されている新規雇用の2割を観光産業が占めていることに触れ、今後10年間で1億人の新規雇用を創出するほか、2029年までには4億2100万人の雇用創出が予想されると分析している。

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