HIS、「地方創生」で専門部署を新設、公共施設の運営管理の代行事業に参入へ

エイチ・アイ・エス(HIS)は、公共の施設の運営管理を代行する指定管理ビジネスに参入する。2019年4月1日に、地方創生を担う専門部署「パブリックビジネス推進室」を新たに設立。第一弾として福井県「越前陶芸村」の運営管理から開始し、日本全国に事業を広げていく考えだ。期間は2024年3月31日までの5年間。

越前陶芸村の指定管理業務では、越前陶芸公園及び福井県陶芸館、越前古窯博物館における運営管理を行なう。具体的には施設の維持管理業務、清掃、警備、利用料金の徴収のほか、イベントの企画実施や広報宣伝・集客なども含む。HISでは中部・関西地区の営業拠点と連携してツアーを造成し、施設の集客や地域の活性化に注力していく。

なお、指定管理者制度とは従来、自治体が直営したり、出資法人等に限定して委託していた公共施設の運営管理を、自治体が指定する管理者が代行するという制度。総務省によると指定管理制度が導入されている施設数は7万6788施設で、そのうち民間企業などが指定管理者となっているのは約4割だという(2015年4月1日現在)。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…